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武満徹:閉じた眼Ⅰ~瀧口修造の追憶に~

2012.05.02 11:53|音楽
『作曲という仕事は、無から有を形づくるというよりはむしろ、すでに世界に遍在する歌や声にならない嘯きを聴きだす行為なのではないかと考えている』
今月27日に、現代音楽のコンサートで演奏する武満徹氏の「閉じた眼」。
彼の作品を演奏するのはこれが初めてではありませんが、この言葉に出会い、彼の作品に対する自分の抱く印象、またいかにそこへアプローチするかという道筋が、驚くほどぱっと開けたような気がしました。
私達は普段、五感を使って物事を認識していますが、その中でも視覚の影響力は強大です。「目を奪われる」という表現があるのもそのためでしょう。
社会に属して生きている以上、外界を無視することはできません。しかし、個々の人間はその存在そのものがミクロコスモスであり、その内側には普遍的な世界、秩序があります。その小さな宇宙の声を聴こうとする時、外の世界を映す「眼」は、極端な言い方をすれば邪魔になってしまいます。この曲は、武満氏が、オディロン・ルドンの絵画「閉じた眼」からインスピレーションを受けて書かれたものですが、その時の印象を彼はこう言っています。
『閉じた眼 と謂う言葉が、私に 開かれた耳 という言葉を聯想させたのである』
音楽以前の無限の世界の音、声を聴くために眼を閉じる。それが宇宙と協同すること、音楽とは心の奥底から滲み出た言葉にならない声であるということ…。氏がそう語りかけてくるように感じます。

ふぅ、やっと曲目解説がまとまりました。
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